| ここ30年の間、韓国は経済的にも社会的にも世界でもっとも急速な成長・発展を重ねてきた国としてクローズ・アップされた。めざましい工業化の進展と経済成長によって韓国はそれまでの後進農業国から一挙に新興工業国のステ-タスを勝ち取った。
さらに韓国国民は、1998年2月25日、金大中大統領による新しい政府のスタ-トにつれて、今や民主的発展の新しい時代を迎えているという確信を抱くことになった。
韓国は、成熟した活気にあふれる産業民主主義の国一新韓国の創造をめざして、不正腐敗を根絶し、経済を立て直し、活気を吹き込むため果敢な政治・経済の改革に取り組んでいる。
このように急速な経済、社会の発展は韓国の国際的なステ-タスを高めることになり、それにつれて国際舞台における役割の増大に結びついた。それを裏づけるのは当時、史上最大とうたわれた1988年の「ソウル・オリンピック」アジア初の国際規模のビエンナ-レである光州ビエンナ-レ、大成功をおさめた釜山国際映画祭、98年には慶州エキスポの成功であった。
それに引き続き、国際博覧会「大田エキスポ'93」を開催した。
ソウル・オリンピックと大田エキスポは共に韓国と全世界の国々を結ぶきずなを強めるうえに重要な役割を果たした。今日の安定と国際的なきずなの伸長は韓国の歴史上もっとも輝かしい時代を迎えていると言える。 そうかと言って過去の歴史が輝かしくなかったのではない。
五千年の歴史を振り返ってみても、韓国は長い間安定した政府による統治がなされてきたことが誇らしく記録されている。例えば、最後の王朝である朝鮮王国の李王朝は500年以上も存続したのである。 今日の韓国人は祖国の過去に非常な誇りを抱いていながらも、より最近の歴史的観点から韓国の役割と名声を高めようとしている。
しかし、今日の韓国一その国土、国民、文化、歴史、近年の経済成長と政治発展などを理解するためには、この国の過去と現在を等しく見つめなければならない。
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